サーバーの種類が多すぎる!
近年レンタルサーバーも扱うサービスが増えてきました。共用レンタルサーバーやVPSサーバー、専用サーバーにマネージドサーバーなど。一体どのサーバーを選べば良いのか疑問に思う担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では専用サーバーとマネージドサーバーの違いについて簡単に解説していきますので参考にご覧ください。
マネージドサーバーとは?
構築〜運用管理を一括委託できるサービス
マネージドサーバーとは、レンタルサーバー会社の専任が就き、サーバーの利用シーンから構築提案、サーバーの運用管理、サーバー監視などを一貫して対応してくれるサービスを指します。
サーバー管理を構築した当人(会社)が管理するため、契約者は特別知識がなくても細かな用途でサーバー利用をすることができるメリットがあります。
専用サーバーとマネージドサーバーの違い
専用サーバー | マネージドサーバー | |
---|---|---|
概要 | 管理は自身で行う必要がある | 管理も全て任せることができる |
費用 | 共用サーバーよりも高い | 専用サーバーよりもさらに高い |
専用サーバーは専門知識が必要
専用サーバーは共用サーバーではなく、あなた専門のサーバーを借りることができるというもの。住まいで言うとマンションか戸建の違いと思って良いでしょう。
あくまでサーバー管理は自身で行う必要があり、簡単な話で言うとバックアップ管理〜実行などは自身で行う必要があります。(その他にはサーバー過負荷のリスク考察なども、自社判断が必要になります。)
サーバーを使って何をしたいか?に対して「このサーバーで要件を満たしているのか?」などの前提確認を自身の判断で決定していく知識やトラブル時に対応できる知識が必要になります。
マネージドサーバーは知識がなくても良い
WEB制作が得意、SEOを理解しているといった一見WEBに強そうな担当者でも「サーバーはマジで分からん」と言うのは普通です。そもそも畑違いなのです。
マネージドサーバーは、サーバーのプロが代わって「やりたいことへの要件を満たしているか」、「リスクを考慮してどのようなサーバーを用意するか」などの提案を受けることができます。
また、サーバーダウンなどのエラーが許されない大事なイベントやプロジェクトでは、サーバー監視をする体制も必要となります。その場合にマネージドサーバーだと保守で対応してくれるわけです。
ただし、管理代行というのは借りるだけでなく、人件費コストも上乗せされるので対応してほしいことが増えるほど維持コストが上がっていきます。
マネージドサーバーが向いている人は?
先述した内容を読んでくると知識があれば専用サーバー、なければマネージドサーバーと思う人もいるかもしれません。ですが、認識としては少し違ってきます。そこでマネージドサーバーが向いている人ついて簡単に紹介していきます。
マネージドサーバーが向いている人
- サーバー過負荷に課題がある
- 容量制限を設けたくない
- テスト環境をいくつも用意したい
- 運用サポートを電話一本で対応してもらいたい
アクセスが圧倒的に多いサイトなどについては、マネージドサーバーを利用する方が結果的にサービスの停止といった損害を防ぐことができるためコスパが良いと言えます。サーバー容量に際限を設けない、ロードバランサーによってアクセス負荷を軽減する、監視体制の下、サーバーダウンを未然に防ぐといったことを実行することができます。少しでも不安がある人はマネージドサーバーを利用するか否か、話を聞いてから判断するのも良いでしょう。
おすすめのマネージドサーバー
エックスサーバーBusiness
エックスサーバーは国内シェアNo,1のレンタルサーバー。エックスアクセラレータという独自の機能がありPHP速度が従来の20倍(WordPress表示速度10倍)というハイスペックサーバー。既に個人的にエックスサーバーを使っている担当者も中に入るかもしれません。実際のエックスの使用感と信頼性を下に相談してみるのも良いかもしれません。
CPIマネージド専用サーバー
CPIサーバーはKDDIグループが運営するレンタルサーバー。過負荷に対応できるロードバランサーを備えており、急激なアクセスにも対応できる実績を多く持つ。WEB制作物の公開処理に事故が起きない「smartrelease」というサービスも付属しており、失敗できないイベントリリースなどに有用。
さくらマネージドサーバ
さくらインターネットのレンタルサーバーは国内シェアNo2と非常に人気が高いサーバーです。root権限がさくら管理なので管理を一括して委託可能。365日有人監視されている安心感。初期費用やランニングコストも他よりも安い特徴があります。低予算のマネージドサーバーを選びたい人におすすめ。