簡単に301リダイレクトできるプラグイン「Redirection」の使い方

Redirectionの使い方

SEO効果を引き継ぎたい場合に

301リダイレクトは過去記事のSEOパワーを引き継ぐ上で重要な要素ですよね。また、検索で訪れる方や被リンクを受けているWebページの場合は古い記事へと遷移してしまいます。

かといって 「.htaccess」の記述に不安があったり、FTPをいじるのが難しいと感じている方も多いことでしょう。本記事ではワードプレスのプラグインを使って簡単にリダイレクト設定をする方法を紹介していきますので参考にご覧下さい。

目次

リダイレクトを行う場面と種類

ドメインやURLが変わった時

基本的にリダイレクトは、既存ページを新しいページへ自動で飛ばす設定を意味します。

ドメイン自体を変更しなければならない時やURLが変わってしまう時が対象にあたります。複数のページを1つのページに遷移させたい場合にも有効な手段です。

サイトを引越しする時も同じだよ

リダイレクトをするメリット

SEO効果を引き継げる

既に作られたWebページはインデックスされた時点で検索上での地位が確定します。リダイレクト設定を行うことでGoogleによる評価を新しいページにも受け継ぐことができます。

リダイレクトは自分で操作しない限りは行われず、引き継ぎもできないので、URLが変わった際は避けて通ることはできないでしょう。

ただし、
SEO効果はすぐに引き継げるものではなく、時間がかかる場合もあります。例えばドメインパワーを完全移行するには半年以上の時間を有することもあります。

検索結果にも影響なし

リダイレクト設定をしている状態であれば、旧ページが検索上位でも問題なく新ページへユーザーを導くことができます。リダイレクト先と旧ページのコンテンツ内容が大きく乖離していなければ検索結果でネガティブ影響することはありません。

ドメインパワーの強いドメインへ移行した(リダイレクト)場合は、検索順位が上位になることも確認しています。

リダイレクトをしないデメリット

SEO効果は引き継げない

リダイレクトをしないとSEO評価を受け継ぐことはできません。例えば、「このページに引っ越しました」といったリンク導線を記しても被リンク扱いなので引き継ぐことにはなりません。

新しく作ったページは再評価できる?

一度評価を受けたページコンテンツと同類のページを用意する場合、後出しでリリースされた物の評価が上手くされないことが多いです。また、URLが異なる状態で、作者が一緒であってもコピーコンテンツ扱いとなり、そもそも評価されない現象も発生します。

つまり、既にあるページは極力リダイレクト設定をしないと損をしてしまうということです。

「Redirection」プラグインの使用方法

Redirection をインストール

Redirection

インストール後は有効化

プラグイン検索にて「Redirection」と入力すればワタのような植物の写真がアイコンのプラグインが出てきます。なんだか怪しいですが、大丈夫です。

インストール後は有効化になっていない場合があるので、有効化をしましょう。

ツール→Redirection

Redirectionの使い方
だいたい一番下にあるよ

英語翻訳されている状態の人は「リディレクション」と表示されますが、特に何も設定しない場合はRedirectionと表示されています。そちらをクリックしましょう。

All-in-One-SEOを入れている人は「RedirectionManager」という別の物も併せて表示されています。こちらはAll-in-One-SEOの有料プランで使えるツールなので無視しましょう。

新規追加(転送ルール)を選択

Redirectionの使い方

特に難しい設定はなく、「転送ルール」もしくは「新規追加」のボタンを押すと転送設定画面が表示されます。

ソースURLが旧URL

ターゲットURLが転送先(新しいURL)

上から順に旧URLと新URLを記入しましょう。記入した時点で「転送ルールを追加」が点灯します。そのままクリックすれば完了です。

面倒だが1つずつ処理していく

転送は「AからBへ転送する」「CからBへ転送する」といったように、1つずつのURL設定が必要となります。ページ数が多いサイトの引越しとなるとかなり骨が折れますが、事前にURLリストを作っておけば200記事ほどのサイトも1時間程度で終わらすことは十分可能です。

間違えてリダイレクト設定してしまったら

リダイレクト間違えたら

リダイレクト設定を間違えた場合は、設定したURL一覧に「削除」もしくは「無効化」があるのでそれを選択しましょう。間違えた際は削除で問題ありません。削除したとしても旧ページが消えてしまうこともありません。あくまで転送する記述がなかったことになるだけです。

Redirection使い方 まとめ

リダイレクトは1年以上様子を見るべき

https://twitter.com/JohnMu/status/1086241155728195584?ref_src=twsrc%5Etfw

If they’re no longer needed after a while (usually I recommend keeping them at least a year), and you don’t see traffic to them, then removing them is fine since it makes long-term maintenance easier.

https://twitter.com/JohnMu/status/1086241155728195584?ref_src=twsrc%5Etfw
翻訳

リダイレクトは1年以上の継続をおすすめします。アクセスが見込めないなら削除しても良いでしょう

Googleの公式と言われるジョン・ミューラー氏によれば1年間リダイレクトすればOKというもの。

しかし、実際には1年以上経っても検索結果上のURLが置き替わらない場合(アクセス数の少ない記事が特に顕著)被リンクされているページなどは、リダイレクトを解除してしまうとリンクパワーなどが途切れてしまうことがあります。

そのため、ドメインを解約する必要があるといった制約がある場合に限り、最低でも1年は継続してリダイレクトをしておく必要があると言えます。

ちなみにリダイレクト設定自体は、新旧ページに大きな変化がない限りは、ずっとそのままでも良いかなと筆者は思います。リダイレクトが不要になる(記述があって困る)というのはそうそう起きないことですし、そういったトラブルは割とすぐ気づける物だからです。

ドメインパワーの引き継ぎはどれくらい?

実際に携わった会社さんで、ドメインを変更する事案が発生したことがありました。取得ドメインは新規なため、ドメインパワーはゼロです。そこで、全てのURLを301リダイレクトをしましたが、1年経ってもドメインパワーの全てを引き継ぐことはできませんでした。

つまり、それ以上の経過観察がやはり必要ということになります。あくまで参考として捉えていただけますと幸いです。

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この記事を書いた人

某月間億PVのメディアサイトで4年間SEOライターとして修行を重ね、その後WEB制作会社で営業経験を経てWEBディレクターとして活動。その後WEBマーケターの領域でコンテンツを問わず広告を回しています。趣味はサイトごとのコンテンツ作成とディレクション。

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