エックスサーバーはメジャーレンタルサーバーの一つでさくらのレンタルサーバー、ConoHaサーバー、ロリポップなどと並んで人気のあるレンタルサーバーです。料金も安く、安定性やスピードなどのハイスペックを含め、初めての利用サーバーとして選ぶ人も多いです。この記事ではエックスサーバーの実際の使用感や評判、使い勝手について解説していきます。
こんな人におすすめ
- 表示速度の速いサーバーを探している
- SEO対策にも向いているサーバーを探している
- ワードプレス管理がしやすいサーバーを探している
エックスサーバーの総評
エックスサーバーはサーバーの表示速度が速い・安定性が保証されている・バックアップを取ってくれるなど付加価値の高いサーバーです。さらに国内シェア率No1という実績もあるのでかなり信頼性が高いです。
ワードプレスの簡単インストールもあり初心者の人でも扱いやすいのでおすすめ。マニュアルやブログの情報も充実しているのも強み。
エックスサーバー評判まとめ
料金だけ見るとコスパが良く見えないが?
X Server スタンダード | ロリポップ ハイスピード | さくら スタンダード | Conoha WING ベーシック | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 3,300円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 1,100円※ | 550円 | 524円 | 911円 |
年間料金 | 13,200円※ | 6,600円 | 6,288円 | 10,932円 |
容量 | 300GB | 350GB | 300GB | 300GB |
独自SSL | あり | あり | あり | あり |
バックアップ | 0円 | 330円 | 0円 | 0円 |
ランニングコストの部分だけ比較するとエックスサーバーは初期費用がかかることに加えて、スタンダードプラン比較ではロリポップやさくらサーバーと比べると倍の費用がかかります。3年間プランだとしても990円と料金だけ見れば高めです。ですが、サイト表示速度や安定性は高く、信頼性が高いメリットの方が上回ります。
信頼の裏付け:国内シェア率No1
1位エックスサーバー、2位ロリポップ、3位さくらのレンタルサーバー
日本ウェブホスティングのマーケットシェア
エックスサーバーはサイト表示速度が速いことに定評があり、「エックスサーバーを使っていて間違いない」と言われるほど使っているユーザー数が多いのが最大の特徴です。また、PHPの最新バージョンも取り扱いが早く、その点では他のメジャーレンタルサーバーよりもリリースが早いこともあります。
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エックスサーバーのブログが超手厚い
エックスサーバーはレンタルサーバーを貸すだけというスタンスではなく、ブログとマニュアルを通してエックスサーバーの設定に関するノウハウが細かく記事化されています。エックスサーバーの設定に困ったら「エックスサーバー 〇〇」と調べばほぼ確実にエックスサーバーの運営するマニュアルやブログ記事が出てきます。
また、記事内容は分かりやすく、サポートに問い合わせることなく自身で解決できてしまいます。個人ブロガーは頼る人がいない場合、分からないことに当たると対処できないといったことに悩みますが、エックスサーバーならそのようなことでつまづくことはありません。他のサーバーにはない圧倒的情報の開示をしているのは非常に高評価ポイントと言えます。
エックスサーバーのSEO対策も優秀で、「エックスサーバーの使い方」周りでキーワードをとりに行く事はほぼ不可能と思った方が良いほど優秀なコンテンツが多い。
ドメイン取得費が激安の1円
エックスサーバーを利用しながらXServerドメインからドメインを取得すると.comや.jpの取得が1円で済む場合があります。(ドメイン名によっては1円以上になる場合があるので要確認)
.jpは他のドメイン+サーバー管理キャンペーンでも安く入手することができないことが多いのでかなりお得と言えます。そもそもドメインは取得費用や年間利用料がかかることがほとんどなので安く済んだらラッキー程度に認識しておくのが良いでしょう。
個人ブロガー企業にもおすすめ!
エックスサーバーはサイト表示速度という面でもトップクラスのサーバー性能を持っているため、これからブログを開設したい人やサーバー変更を検討している人にはおすすめです。SEO対策も捗ることでしょう。ランニングコストは1,000円前後と他のサーバーとら比べれば高いですが、機能や性能を考慮するとかなりコスパが良いです。
契約期間 | 月額料金 | 総額費用 | 3年間利用 |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 3,960円 | 47,520円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 7,260円 | 43,560円 |
1年 | 1,100円 | 13,200円 | 39,600円 |
2年 | 1,045円 | 25,080円 | 37,620円 |
3年 | 990円 | 35,640円 | 35,640円 |
おすすめはスタンダードプランですが、3ヶ月、半年での契約はコスパが悪いので1年以上で考えるのがベストです。基本的にブログやコーポレートサイトは長期間運用がデフォなので3年契約で差し支えないのであればそちらの方がトータルで11,900円お得となります。(3ヶ月毎更新と3年間毎更新を比較運用した場合)
余談ですが、ブログなどを始めてSEO効果を十分に得られる、もしくは成果を出すには真摯に取り組んでも4ヶ月〜1年の時間が関わると言われています。
企業にもおすすめできる理由
会社のコーポレートサイトを立ち上げたいが、どこのサーバーが良いか迷っているといった担当者は多いでしょう。エックスサーバーは他社のサーバーとら比べて圧倒的におすすめできるポイントがサーバーの安定性です。
エックスサーバーを利用して大きなクラッシュが起きてしまうという話は聞いたことがありませんし、数年間利用してそのようなトラブルに見舞われた事はありません。また、ユーザー間の評価も高いことが裏付けになっていると言えます。
安定するサーバーとは「サイト表示速度がどんな時も浮き沈みなく常に快適に表示される」ことを指すことが多いです。安定性がないというのは「同サーバーの他サイトにアクセスが集中した際に、自分のサイトに皺寄せがきてアクセスしづらくなる」ということを意味します。(他にも要素はある)
サポートもあるが、サーバーに関する情報も豊富
エックスサーバーはサポートの窓口が細かく分かれており、サーバーのイロハがさっぱりな方はお問い合わせに至るまで時間がかかる、分からない人も一定数います。ただ、それ以前に「何に困っているのかを」検索すれば大体の答えが出ているのでサポート不要という側面もあります。
サーバーバックアップも無料対応
エックスサーバーは過去14日のデータをバックアップする機能も標準で搭載。何かあった時も復旧することができます。(確実なデータ保管の保証はないとのこと)自身でもデータのバックアップを取ることは必要ですが、もしもの保険としても安心材料になりますね。
.htaccessやads.txtがサーバーで記述できる
.htaccessってなんだ?と思う方もいるかもしれませんが、サイトの転送設定などの記述を行う処理のこと。また、ads.txtはGoogleアドセンスなどを取得した際にサーバーに設定が必要となる処理になります。
エックスサーバーは本来FTPサーバーにアクセスし、アップロードしなくてはいけない作業もサーバーのコントロールパネル上で操作反映ができてしまうメリットがあります。WEB初心者は間違いなくエックスサーバーの方が運用しやすいです。
エックスサーバーの実際のサイト表示速度は?
平均値にしたものなのでサイト構造をしっかりしている人、SEO施策にそこまで重点していない人も合わせているので上記のような数値に。逆にサイト表示速度を高める施策を行なっていればPC版90点〜100点、スマホ版80点〜90点台という高パフォーマンス発揮は可能です。
サイト表示速度はあくまでユーザー満足度を上げる一つの指標に過ぎません。サイトコンテンツの品質が一番重要なのでSEO=サイト表示速度と履き違えないようにしましょう。
エックスサーバーを選んだブログの発展過程を紹介
エックスサーバー歴2年PVが17万を超える!
エックスサーバーを使用して0ベースから育てたサイトがどうなるのか?上記は実際にエックスサーバーを使用しているサイトになります。画像は1記事あたり2枚以上、時にGifが入るなど画像・映像コンテンツを載せています。
また、プラグインも多く入れていますが、サイト表示速度も良好なため、検索順位も高パフォーマンスを発揮できて、2年目運用時では1ヶ月17万PVに到達。毎月PVを更新するパフォーマンスを発揮できています。
エックスサーバーのおすすめプランや良い評判
スタンダードプランの年間更新がおすすめ
更新期間 | 月額費用 | 年間費用 |
---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 15,840円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 14,520円 |
1年 | 1,100円 | 13,200円 |
2年 | 1,045円 | 12,540円 |
3年 | 990円 | 11,880円 |
エックスサーバーはサイト表示速度もそれなりに早いパフォーマンスを発揮でき、さらにワードプレスインストールがしやすいなど初心者にも優しいサーバーです。3ヶ月更新から利用することができますが、料金としては割高。他のレンタルサーバーと比べても高いので1年以上の更新で契約するのがコスパが良いです。
高速化させる取り組みが豊富
- 「KUSANAGI」の高速化技術を導入
- 「オールNVMe」RAID10構成
- 第3世代「AMD EPYCTM」採用
PHPやMySQLといったWordPressの処理を最適化するKUSANAGIの技術を導入しているため、ワードプレスの処理や表示が早いです。ワードプレスで構成されたサイトは特に刺さるメリットです。
また、「オールNVMe」は従来のオールSSD環境と比べて読み込み速度が最大約14倍向上している半導体メモリ用に設計された新しい転送プロトコルで、第3世代「AMD EPYCTM」とは、80ものベンチマークで世界記録を達成した、第2世代の後継にあたるCPUです。
根拠のあるサーバー安定「リソース保証機能」
他サーバーと比べvCPUサーバーのコア数やメモリ数が圧倒的に多く他ユーザーの影響を受けず高パフォーマンスを発揮することができるのがエックスサーバーの強み。ユーザー数の多い「さくらサーバー」でも部分的に影響を受けてしまうこともある点を考えると金額的には負けますが、安定補償を受けられるのは最大の利点と言えます。
サポートが充実!電話サポあり
エックスサーバーはチャットサポート、メールサポート、電話サポートの3種類で対応してくれます。サーバー関係のトラブルは相談する場所や駆け込み寺がほぼ無いに等しいので、契約しているレンタルサーバーがどこまで寄り添ってくれるかはとても重要です。エックスサーバーは平日10〜18時に有人対応、メールなら24時間受け付けており、返信までに時間はかかりません。
独自ドメインのSSL対応が無料
SSLとはサイト情報が第三者に流れないことやデータ改善を防ぐためのセキュリティ保護機能を意味します。この独自ドメインSSL対応はメジャーレンタルサーバーであればどこも無料が主流ですが、大塚商会などの古いサーバーではこのSSL対応に数万円かかります。会社としてサーバーを借りたい場合はこのランニングコストが勿体無いのでロリポップサーバーの利用をおすすめします。(別費でグレードを上げることも可能です)
データベースが無制限!
データベースはワードプレスをインストールする際に必要になる入れ物のようなもの。スタンダードプランでは50個までのデータベース使用となりますが、ハイスピードプラン以上は無制限。
ワードプレスを搭載したデモサイト・ポートフォリオサイトをたくさん用意したい!という制作会社さんやフリーのエンジニアさんにはとてもおすすめできます。
エックスサーバーを使って気づいたデメリット
エックスサーバーを使用していてとんでもなく悪い評判を見たことはほぼないに等しいですね。ちなみに悪いサーバーとはどういうものなのか知っていますか?以下にまとめたので参考にご覧ください。
悪いサーバーの特徴
- PHPがずっと古い、最新WPに対応していない
- MySQLのバージョンが古い、最新WPに対応していない
- 新しいPHPバージョンがリリースされない
- サポートが遅い、たらい回しにされる
悪いサーバーの多くはワードプレスの最新バージョンにサーバーのスペックが追いつかないことがほとんど。大○商会やNT○ビズ○ンク、WEB○RENAなど会社として契約しがちなサーバーははっきり言ってやばいです。(個人ブロガーの人は知らない人が多いかも?)エックスサーバーは上記内容が一つも当てはまらないので安心です。
FTPサーバーのアクセス方法が分かりづらい
エックスサーバー内でFTP情報を覗くこともできますが、WEB制作の場面や自身でファイルをアップロードする時などはFFTPからアクセスした方が作業がしやすく共有もしやすいです。エックスサーバーのFTPアクセスのホスト名やユーザー名はFTP設定から確認できるのでメモっておきましょう。
ランニングコストが高め
エックスサーバーは高速化や安定性、サーバーの使いやすさを考慮すると利用する価値があると納得いくものです。ただ、料金を他社と比較すると少し高い印象を受ける人もいるのではないでしょうか。
1年間のサーバー利用の比較をするとランニングコストに大きな差が生じます。SEO対策などの観点からすると長期間運用を考慮すればエックスサーバーやConoHaサーバーが良いと言えるでしょう。しかし、短期運用やホームページをほとんど更新をしないというのであれば費用対効果から他の格安サーバーの方が良いとも取れますね。
最近ではConoHaサーバーに対抗するように値引きキャンペーンを実施しているので定価以下で契約できるチャンスは増えています
エックスサーバーとConoHaWINGの比較
料金で比較すると良い
エックスサーバーと比較してConoHaWINGが引き合いに出てくることが多いです。コノハサーバーも表示速度が速いことで人気があるので比較されるのは納得です。
エックスサーバーもConoHaWINGもどちらも優秀なサーバーなため、料金の安い方を選ぶのがおすすめと言えます。キャンペーン次第ではエックスサーバーの方が安い場合もあります。
また、両サーバーとも同価格帯の時もありますので、その際はサポートの手厚いエックスサーバーを取るか、表示速度が若干上なConoHaを取るかは自己判断といったところ。
エックスサーバーの良いところまとめ
- トラブル時のマニュアルが豊富
- エックスサーバーに関する備忘録が多い
- サーバーのアップデートが多い
- レンタルサーバーのシェア率No1
トラブルや操作設定で困った時など、エックスサーバーが展開するブログで解決することがほとんどですが、他にも備忘録として第三者のログが多く転がっています。自分でサイトを管理する上で自己解決できる方法が転がっているのはかなりの強みと言えます。
1位エックスサーバー、2位ロリポップ、3位さくらのレンタルサーバー
日本ウェブホスティングのマーケットシェア
また、2022年4月時点では国内のレンタルサーバーのシェア率でエックスサーバーが圧倒的1位を誇っているデータもあります。検索上位表示されているサイトの多くがエックスサーバーであることも多いのも合わせて真似する価値はありますね。
ConoHaWINGとどっちが良いか徹底比較
エックスサーバーとConoHa WINGどっちが最適のサーバーなのか?料金、サイトパフォーマンス、特典、サポートといった観点から両者を当サイトでは徹底比較しています。以下の記事に詳細を記しているので参考にご覧ください。
レンタルサーバー関連記事
- エックスサーバーの実際のサイト表示速度は?
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当サイトで検証した結果はPCが94点、SPが82点という結果になりました。サイトのページボリュームや動画や画像を多く使っている場合はこの結果よりも下がる可能性があります。詳しくは「サーバーの表示速度テスト」をご覧ください。
- エックスサーバーはどこが良い?
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エックスサーバーはサイト表示速度という面でもトップクラスのサーバー性能を持っているため、これからブログを開設したい人やサーバー変更を検討している人にはおすすめです。SEO対策も捗ることでしょう。ランニングコストは1,000円前後と他のサーバーとら比べれば高いですが、機能や性能を考慮するとかなりコスパが良いです。詳しくは「コスパ比較表」をご覧ください。