ライティング方法についてのノウハウは参考書でも見ることができますが、中々理解できなかったり上達できないのはよくある話。それもそのはず、アフィリエイト収益を目的としたブログのライティングと事象に対するライティングは性質が若干異なるからです。
記事をたくさん書いているつもりでもアクセスが少ない…。といった人はキーワードに対して書き方の側面できちんとアプローチできていない可能性があります。
SEOに強いライティングを身につけるにはタグの理解、書き方の手順を抑えるのが基本中の基本。本記事では初心者の方でも簡単にできるSEOに強いライティングのコツを紹介していきます。参考にご覧ください。
ブログを書く前に「タグ構成」を理解しよう
ワードプレスでの更新が主になると思いますが、どんな管理画面でも見出しのレベルはしっかり把握して書き進める必要があります。そのルールを守らないとSEOに悪影響を与えたり、思うような評価を得られないなんてことにも繋がります。
見出しタグのレベルを理解しよう
見出しタグとはH○といったものを指します。「見出し」と呼ばれるタグは「Hタグ」と言われ、各見出しのレベルに合わせて使用されます。ページタイトルはH1タグ、ページ内の大きい見出しはH2タグ、さらにその中身を紹介するための見出しをH3タグといった具合に徐々にHの後ろの数値が上がっていきます。
ライターやディレクター間ではH2(エイチツー)、H3(エイチスリー)などと呼称することが多いです。それ以上に慣れてくると言語化するのも面倒で(えいちに)(えいちさん)といった呼称になることもあります。
Hタグを立てる場合は基本的にH3まで
Hタグが階層になっているのはなんとなく理解できたと思います。続いてはHタグを立てる際に何個まで使用するか?について簡単な目安について解説していきます。
H1タグの中にあるのがH2タグ、その中にあるのがH3タグ、その中にあるのがH4タグといったように、見出しレベルは数字の大きいものを包み込むような形になっているのが特徴です。
記事作成の流れを事例で解説
例えば、「パンを作る方法は?」というタイトル(H1)を立てたとします。記事を読みに来た人はパンの作り方について知りたい状態になっています。ただ、H1タグは客寄せの看板でしかないので中身を埋めていく必要がありますよね。
そこで、続いてはH2タグを使って「材料を用意しよう」などのアンサーをH2を使って立てていく必要があります。もちろん「材料を用意しよう」だけでは文章が成り立ちませんし、検索で勝てる記事にもなりません。
そのため、H2の説明を果たすために「有塩バター」といったH3の見出しを立てていく必要があるのです。もちろん見出しを立てた後は文章(pタグ)が入ります。
つまり、先に紹介した図で説明したようにH1という一つの箱を完成させるために、H2という塊を詰めていく必要があるのです。その塊を充実したものにするためにH3やH4が使われるということになります。
ただし、「H3やH4を詰め込みまくれば良いのか」というと、そうではありません。H2タグ直下のH3タグは3つ程度が限度とされています。
4つ以上は関連性がない情報が入っていたりする可能性が高いため、新たにH2で区切るといったことをする必要があります。(ランキングや素材一覧などのリスト形式が問われるものは別です。)
H4の出番は本当に稀で、関連記事の簡単な紹介程度にしか使わないと思った方が良いです。
SEOに強い記事を書くならタグ要素を理解しよう
H2見出しを立てる重要性を考える
H2見出しはコンテンツの大きな見出しとなります。そのため、無闇にH2タグで見出しを立てすぎるとその記事において「何が重要な要素なのか」ページとしての「重要視するワードは何なのか」を判定されにくくなります。
例えば上記の図のようにH2を複数立てた結果、一つだけH2の中身がスカスカだったりする場合があります。本当に取りたい関連キーワードがある場合を除いてはこのような立て方は好ましくありません。単純に無駄な見出しの可能性が高いので他の項目と統一できなかもう一度練ってみる必要があります。
装飾の一部としてHタグを使わない
これはブログによってのデザイン問題になりますが、H4タグなど階層が深いタグになる程、太字だけであったり、マーカーで敷いているだけの装飾だったりします。ここで気をつけたいのは、太字処理やマーカー処理をしたいために、pタグの中にH4タグを入れることです。
これのやり方は絶対やめましょう
Hタグはあくまで見出し(目次に作用する)なので、pタグの範囲に入れるのは構造的におかしく、SEO面ではテキスト中に見出しがあるというおかしな読み込まれ方をし、ちゃんとした文章構成でないと判断されて評価が下がる場合があります。
SEOに強いブログ記事を効率よく書く方法
H2タグを中心に見出しだけ作る
コンテンツを作る際は、どんなことを書くか(タイトル)を決めた後に、どんな内容にするかを決めていく事が大切です。序盤から解説を書いていくと途中で支離滅裂になったり、最悪の場合、タイトルに対して答えがない記事になってしまうこともあります。
山を登るときに登山道を予め決めておくように、記事を執筆する際も遭難しないように見出しという道筋とゴールを決めておく必要があります。
それぞれの見出しの中身を埋めていく
予めH2タグを立てているので、「何を書けば良いか?」が分かりやすく筆が進むはずです。(ブログでは手が進む?)H2見出しとは違う言葉で重要となるキーワードをH3タグに盛り込んで書いていきましょう。最初に立てたH2タグに対する回答を書いていくので、別の話題を盛り込まないように注意しましょう。
最初から100%の仕上がりを求めなくていい
検索上位に表示されている記事はコンテンツがぎっしりしており、完成形はジャンルによっては1万字から2万字に及ぶ場合もあります。「ここまで作り込まないとダメなのか…」と途方に暮れる方も多いでしょう。
しかし、最初から100%の仕上がりを意識して作っても検索上位を取れるわけではありません。既に今、検索上位にある記事の多くは数多くのリライトを繰り返し、加筆して出来上がったものである事がほとんとです。
かの有名なランキングサイト○bestさんは、おすすめ商品を追加更新して30選〜といった膨大な数を出しているとのこと。
つまり、最初から100%の仕上がりではなく、70%→80%→90%→100%→120%といった具合で、検索結果の順位と更新のバランスをとりながら作成しているのです。
この手法であれば、気軽にコンテンツを作っていく事ができ、ページ数の増加を狙う事ができます。SEO対策の序盤はとにかく発信情報を増やす事が先決ですが、作った記事は1〜2ヶ月以内にリライトする癖もつけるようにしましょう。
SEOに強いブログライティングの書き方とコツまとめ
- Hタグは見出しのみ使う
- Hタグは装飾として本文に入れ込まない
- 記事を書く前に見出しから立てる
- 見出しに対しての答えだけ埋めていく
- 最初から100%の仕上がりでなくて良い
- 作成した記事は1〜2ヶ月以内にリライトする
上記の注意点とコツを抑えながらライティングをしていけば、ブログ投稿の頻度や情報発信の精度がドンドン上がっていくと思います。別の機会で「ブログの読みやすさを向上させるには?」「キーワードの拾い方」といったことも紹介していきたいと思います。次回をお楽しみに〜。