ConoHa WING(コノハウィング)とエックスサーバーどっちがおすすめか?どっちが表示速度が速いか?
「そんな論争もうやめましょうよ!!時間がも゛ったいだい!!!!」
ということで某漫画のキャラクターも止めに入りそうなちょっとした不毛な戦いになりつつあるレンタルサーバー競争。考えている時間が勿体無い。そこで本記事ではConoHa WINGとエックスサーバーで展開されている高速化の違いやサイト表示速度結果、料金の違いなどを検証比較して紹介していくので参考にご覧ください。
ここまでのあらすじ
エックスサーバーは2004年からレンタルサーバー界を牽引し、日本サーバーシェア率No1を保持してきたが、2022年時点でサーバーダウンを2回起こし、1回目は深夜から朝までの数時間、2回目は夜間ピークタイムに1時間ほどダウンし、安定感No1の実績に不安の影を残した。
一方でConoHaは圧倒的なプライス(料金)キャンペーンを絶え間なく打ち出し、更に高速化評判が人を呼び2022年時点で40万人ユーザーから49万人へとユーザー数を一気に拡大している。更に高速化エンジン「WEXAL」も導入し表示速度どっちがいいの争いが激化している…。
ConoHaWINGとエックスサーバーを料金で比較
3年プランConoHa・1年2年プランはエックスが安い
Conoha WING ベーシック | XServer スタンダード | |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 891円 | 880円 |
年間料金 | 10,692円 | 10,560円 |
容量 | 300GB | 300GB |
独自SSL | あり | あり |
バックアップ | 0円 | 0円 |
ConoHaサーバーは10月4日16時まで3年プランが62%オフになるキャンペーンを実施中。一方でエックスサーバーは10月13日まで30%オフになるキャンペーンを実施しています。
最長3年間の契約だとConoHaが月額実質493円、エックスが月額実質693円で利用できることになります。ブログや企業HPを作るには今が最大のチャンスと言えます。
ConoHaはドメインが常に2つまで無料
エックスサーバーもドメインの取得ができ、エックスサーバーユーザーなら取得が1円からとなっています。また、「ドメイン取得と更新料が無料」というキャンペーンもたまにやっています。
一方でConoHa WINGはドメインが2つまで無料(取得も更新も合わせて)を常に行なっています。例えば「.com」の利用料は年間1200円〜1500円ほどなので、二つ取得していれば2400円〜3000円ほどお得になります。ConoHaもしくはエックスサーバーの利用を検討している人は「お名前.com」などで取得しないように注意しましょう。
\ ドメインが永久無料はConoHa /
ConoHaは年間6600円のアルファSSLが無料
独自ドメインSSL実装(https化)は、まともなレンタルサーバーであれば基本的に無料で付与できますが、大抵はセキュリティレベルの低いものになります。
ConoHaWING(コノハウィング)の特典で利用できる「アルファSSL」は、GMOが提供する本来有料で利用できるセキュリティレベルの高いSSLです。サイトをハックされたくないなど、セキュリティに不安がある人は嬉しいポイント。
XSERVERにも独自ドメインSSL実装はある
XSERVERにも独自ドメインのSSL化はあります。というよりどのサーバーでも標準で付いているのが現代での常識となっています。(○塚○会はいまだに有料プランしかないようですが)
【期間限定】独自ドメイン永久無料あり
先ほどの利用料30%オフキャンペーンに加えてドメインが永久無料になるキャンペーンも同時開催中。エックスサーバーを利用している期間はドメインの取得、更新費が全てタダになる。
特典を受ける場合は、サーバー契約した後にアカウント情報から特典申し込み画面に移動し、ドメインを取得する必要がある。先走ってドメインを先に取らないように注意しよう。
ConoHaとエックスどちらがおすすめ?
長期利用を考慮するとConoHa WINGの方が7000円近く安く済むため今サーバーを契約するならConoHa WINGをお勧めします。(ConoHaWINGが優勢なのは10月4日までです。)
ConoHaWINGとエックスサーバーをサイト表示速度で比較
ConoHa WINGの方がサイト表示速度が速い
2022年最新状態での両サーバーの比較になります。表示速度はほぼ拮抗しており、どっちでも良くね?という印象すら受けます。ただ、スマホ表示速度はエックスサーバーが80点台を切りそうなのが少し不安を感じます。
上記の検証結果からConoHaWINGの方が料金的にも安くパフォーマンスが良いので、コスパはコノハの方が優勢と言って良いでしょう。当サイトではどっちがおすすめ?と聞かれたらConoHaを推奨します。
ConoHaはLazyLoadのプラグインが不要
ConoHaサーバーの高速化にはLazyLoad(画像・CSS・JavaScript)機能が備わっています。ワードプレス最適化プラグインとしてLazyLoadを入れる流れが主流ですが、機能が被るため入れる必要がありません。プラグインは不要に入れるほどサイトが重くなるので入れないようにしましょう。
ConoHa高速化新サービス「WEXAL」
コノハサーバーは「WEXAL」という高速化エンジンの提供を2022年6月からスタート。エックスサーバーでも直近8月に新サーバーにて高速化エンジンの提供を始めたばかりと、切磋琢磨しています。
設定は簡単で管理画面の高速化から「WEXAL」の機能をONにするだけ。エックスサーバーの新機能は2022年9月時点では旧サーバーでは使えないのでサーバー移行が必要になります。煩わしい人はコノハに乗り換えるのもアリかも?
エックスサーバーはキャッシュプラグインが不要
エックスサーバーにはサーバーキャッシュとブラウザキャッシュを削除する機能が高速化サービスに含まれています。そのため、ワードプレス側にキャッシュクリアをするプラグインを入れる必要がありません。
独自高速化機能「Xアクセラレータ」と「XPageSpeed」
エックスサーバーもコノハに負けてはいません。今や標準となった「Xアクセラレータ」という機能をONにするだけでサイト表示パフォーマンスを向上できるほか、現在は新サーバーにて「XPageSpeed」というサービスがリリースされました。機能的にはページスピードインサイトの向上なので「WEXAL」と大差ありません。
ConoHaWINGとエックスサーバーを使い勝手で比較
テーマの設定までできるのはConoHa
コノハサーバーはJIN、SANGO、COCOONなら購入からワードプレスでのインストールまで一貫して行う事ができます。ホームページやブログを作り始めるにあたって「テーマのインストールの仕方」をすっ飛ばせるので知識の浅い方はエックスサーバーよりコノハサーバーの方が易しいと言えます。
ただし、当サイトでも使っている「SWELL」といった別のテーマを利用したい場合は個人でインストール方法を調べる必要があります。(そんな難しい内容ではありません。)
ads.txtの記述が少し面倒
ads.txtはGoogleアドセンスなどを取得した際にサーバーに設定が必要となる処理になります。エックスサーバーであれば記述場所が明確にされており簡単に設定が可能ですが、ConoHaWING(コノハウィング)はファイルマネージャーを開き、ads.txtをアップロードするなどWEBが全く分からない、自信がない人にはハードルが高め。
ブログの広告収益を目的とする人はここを突破しないと収益に関わるので通れぬ道です。といっても手順通り進めていけば誰でもできるのでそこまでビビらなくても良いですし、「ConoHaWING(コノハウィング) ads.txtの入れ方」で調べれば答えが出てきます。
他サーバーの移行やFTP操作が難しい
ConoHaWING(コノハウィング)へデータを簡単移行ができるサービスがありますが、実際に使用するとエラーが多く結局手動で移さないとダメというケースが多いようです。他サーバーでデータを蓄積したサイトの移行は専門知識がないと難しいと思った方が良いでしょう。
FTPデータの保管、データベースのローカル保存といった作業自体は自身でできるスキルは必要です。他サーバーから移転する際は予備知識を備えておく必要があります。
ads.txtの記述がとっても簡単
エックスサーバーはads.txtをわざわざテキストファイルを用意し、FTPもしくはファイルマネージャーにアップロードするといった面倒な作業が必要ありません。
管理画面内にads.txt設定という項目があり、エックスサーバーのads.txt設定マニュアル通りにコピー&ペースをすれば簡単にクリアする事ができます。正直、最初の一歩としてアドセンスを中心に収益化を考えている人はエックスサーバーでの処理がめちゃくちゃ簡単なのでおすすめです。
他サーバーの移行やFTP操作が難しい
エックスサーバーには簡単移行できるサービスがありません。そのため、他サーバーでデータを蓄積したサイトの移行は専門知識がないと難しいと思った方が良いでしょう。と言ってもマニュアルが存在するので不安は残ると思いますが、着実に行えばデータ移行は可能です。
また、FTPアクセス情報はサーバーログイン情報とは異なるため、どれが自身のFTPアクセス情報か分からないといった人もよく発生します。分からなくなった場合は「エックスサーバー FTP情報確認手順」とら調べるとマニュアルが出てきます。
XSERVERはテーマ設定は個人でする
エックスサーバーは管理画面を開くとすぐにWordPress簡単インストールを見つける事ができ、指定したドメインにインストールができるので初心者でも操作しやすいです。
ただ、ConoHaサーバーと違ってワードプレステーマは自身でアップロードする必要があります。希望のテーマがある場合は、テーマ名で調べてインストール方法を確認する必要があります。
ConoHaWINGとエックスサーバーを特典で比較
両サーバーとも14日のバックアップが無料
コノハウィングとエックスサーバーは過去14日のデータをバックアップする機能も標準で搭載。何かあった時も復旧することができます。取得したバックアップデータはコントールパネルからかんたんに復元することができます。
JINやSANGOが安く購入できる
特典としてブロガーからの支持率の高いワードプレステーマ「JIN」や「SANGO」が定価よりも若干安く購入することが可能です。最大2000円ほど安くなることも過去の事例としてあるので、新規ブログの立ち上げにサーバーごと用意するのも一つの手と言えます。
学生や教職員は安く利用できる
ConoHa学割というものがあり、ConoHaカード等の対象商品を学割クーポン利用で10%OFFで購入が可能です。スペック的にはエックスサーバーと比較検討されるレベルなので、それを安く利用できるのは嬉しいところ。学生ブロガーや部活のホームページを用意するといったシチュエーションにマッチしています。
誕生日になると割引クーポンがもらえる
ConoHaWINGは誕生日になると500円の割引クーポンをメールで受け取る事ができます。「500円の割引か…」と思うかもしれませんが、3年契約の場合、月額687円(キャンペーン時は490円くらい)なので500円割引は実質1ヶ月分タダに近いようなものです。これってめちゃくちゃお得な取り組みですよね。
無料お試し期間がない
国内シェアTOP3のエックスサーバー、ロリポップ!、さくらインターネットは無料お試し期間が存在しますが、ConoHaWING(コノハウィング)にはお試し期間はありません。実際に使ってみて反応を見たい人にとってはデメリットに感じるでしょう。
ただ、ConoHaWING(コノハウィング)は3ヶ月未満の契約の場合、日割りで精算できるため、合わないと思ったらすぐにやめることも可能です。(無駄に数ヶ月支払うという事が必要ない)
標準特典はないがキャンペーンはあり
エックスサーバーには特別、ユーザー特典というのがありません。常設特典は必ずついて回るものでもないため、コノハサーバーがサービス旺盛なだけと思った方が良いかもしれません。
ただ、エックスサーバーはそれだけで終わりではありません。キャンペーンを定期的に打ち出しており、iPadやiPhone、デジカメ、Switch、Amazonギフト券などのプレゼント企画も行っています。もちろん新規ユーザーだけでなく、既存ユーザーも対象なので見落としがないようにしたいところ。
企業アカウントや既存ユーザーはHPを見る事が少ないので競争率はそこまで高くないかもしれません
【期間限定】ドメイン永久無料開催中
先述した通り、標準の特典はありませんが、現在10月13日までドメインが永久無料になるキャンペーンが開催中です。人気の高いスタンダードでは.comなどのメジャードメインが無料対象。
企業などに人気のある.jpはプレミアムやビジネスプランが対象です。また、ビジネスプランでは権威性の高い.co.jpや.ne.jpも無料になるになるため、これから事業を展開する会社さんはこの機会に参入するのがおすすめです。
無料お試し期間が10日間
コノハサーバーと違い、エックスサーバーは10日間のトライアルができます。ワードプレスが既にインストールしてある状態のクイックスタートを選んでしまうとトライアル対象にならないので注意が必要です。
しかし、通常通り手続きを進めれば10日間無料でワードプレスの動作、表示速度などを予めテストする事ができます。
ConoHaWINGとエックスサーバーをサポートで比較
サポートが手厚いのはエックスサーバー
エックスサーバーでは平日10時〜18時の間電話またチャットでのサポート、メールでは365日対応可能というサポートの手厚さになっています。多くのサーバーがお問い合わせ窓口をたらい回しのようにリンクを張り巡らせていますが、エックスサーバーは電話がしたいと思えばすぐに電話番号の案内へとたどり着く事ができます。
ConoHaはサポート力がイマイチ
ConoHaWING(コノハウィング)はホームページからお問い合わせリンクを辿ると基本的に自己解決させるようにサイト内リンクが多く貼られています。電話で相談したい場合でもそう簡単にたどり着く事ができません。
上記の電話番号にかければつながりますが、繋がらない場合は基本的にメールで連絡して欲しいスタンスのようです。エックスサーバーと比べると窓口が一つなので円滑性は低めです。
ConoHaWINGとエックスサーバーの比較どっちがおすすめ?
SEO対策を考慮かつコスパを求めるならConoHaで決まり
SEO対策はコンテンツの企画力や制作力だけではありません。むしろ土台となるサーバー選びが重要です。となるとサイト表示速度が速く、総合的な利用料金の安いサーバーが一番ということになります。
今回検証した結果、エックスサーバーよりもConoHaの方が若干サイト表示速度パフォーマンスがよく、3年間利用料金が安いのでConoHaを選ぶのがおすすめです。
ConoHaWINGの3年間利用料は約17,800円、エックスサーバーの3年間利用料は約25,000円です。どちらも利用する際は一括支払いになるため、7000円の差は大きいはずです。
サポート力を重視するならエックスサーバー
個人ブロガーの多くは自己解決力が高いため、緊急性を要する問い合わせをあまりしないかもしれません。しかし、企業サイトの運用で何かあったときにすぐに電話で対応してもらえるという安心感を持てるのはエックスサーバーです。会社にWEBに詳しい担当者がいない場合はサポート力の高いエックスサーバーを選んでいる方が何かあったときに安心です。
ConoHaも電話サポートがありますが、基本的に自己解決に流されるのである程度知識や知見がないといざという時に対応が難しくなってしまうでしょう。
COCOONユーザーはエックスサーバーが最適?
2022年9月にワードプレスのブログ運営をする上で必要な機能ほぼ全てを備えている無料テーマCOCOONのわいひら氏とエックサーバー社が業務提携を結ぶことになりました。
この業務提携によってCOCOONが今まで以上にエックスサーバーと互換性が強くなったとも言えます。テーマは無料有料に関わらず、レンタルサーバーとの相性は存在します。
せっかくサーバー側で高速化エンジンを起用してもテーマと相性が悪く効果を発揮できないということもあります。しかし、業務提携している以上、互換性がないということは無くなっていくでしょう。COCOONユーザーはエックスサーバーを選んだ方が運用面で上手くいく可能性が非常に高いです。
筆者はどっちのサーバーを使ってる?
ズバリ、筆者は両方を使っています!
このアフィログではConoHaサーバーを、もう一つ運営しているサイトではエックスサーバーを利用しています。エックスサーバーの方は毎月20万PVのアクセスがあり、毎月5%ほどの上昇を常に続けています。
2つのサイトを1つのサーバーで管理すれば運用費用は半分となりますが、あえて2つに分けています。というのもエックスサーバーは2022年にサーバーダウンを2回ほど起こしています。もし、1つのサーバーで複数のサイトを運営している場合、サーバーダウン時に全てのサイトが表示されなくなってしまうことになります。
リスクヘッジとしてConoHaを起用しアフィログに用いている訳です。今回の検証結果を踏まえるなら、もし初めてサーバーを契約するなら特典の多いConoHaサーバーの方がお得なので筆者はそちらをどちらかと言うと推奨します。